moi(モイ)

食べログ等には「カフェ moi」と記載されていることが多いが、このサイトでは敢えて「moi」と紹介する。何故ならば、店主のブログに記載されている以下の店主の考え方を尊重したいと思うからだ。

(略)
ところで、moiの正式名称は「moi(モイ)」である。雑誌の紹介記事などで、お店の性格をはっきり示さなければならないというときには、やむなく「カフェ moi」と名乗ることもある。原則として、ただの「moi」で押し通している理由はふたつ。ひとつは、「カフェ」という業態にとらわれず、そのときどきで自由にスタイルをえらびたかったから。もうひとつは、そこがどのような場所であるかはお客さまが決めることと思っていたから、である。だから、moiはあるひとにとっては「カフェ」であるかもしれないが、あるひとにとっては「喫茶店」、あるいはたんなる「寄り合い所」、またべつのあるひとにとっては「ギャラリー」であるかもしれない。そうしてそれはたぶん、すべて正しい。「フィンランドカフェ」と呼ばれれば、「なるほど、そうかウチは『フィンランドカフェ』なんだな」とあらためて思うし、ときには「もうちょっと『フィンランドカフェ』らしいこともしなきゃな」などと反省(?)したりもする。
(略)
店主のブログより抜粋

店内に入ると感じるのは、北欧の要素が基盤にあるということ。食器は主にiitalaのものが用いられているし、メニューもシナモンロール、フィンランドごはん等、北欧をテーマとしたものであるから、大方「北欧カフェ」と思って頂いて間違いない。


moiではシナモンロールを一度は経験することをおすすめしたい。パンはmoiの手作り。甘すぎず、カラッとした潔い食感。カルダモンとシナモンが香る。この食器は特別に作ってもらったものだそうで、ソーサーの真ん中は三日月の形に突出しており、三日月の内側に、上の写真のように、カップがぴったりと置ける作りになっている。下の写真のように、三日月を下に、カップをソーサーの真ん中に置くこともできる。


フィンランドごはん。


スカンディナヴィアホットドッグ。


このパンは驚くほど美味しい。油がしみている訳ではないのだが、噛むとバターが滲み出るようで、ガーリックの風味が広がる。

吉祥寺の北欧通りと呼ばれる大正通りにmoiはある。隣にはCINQ(サンク)という北欧系の雑貨屋もある。実際にはそんなことは無い筈だが、通りを行き交う人たちは皆天然素材のコートを着ているような、ある種の共通項をもった人たちであるような気がした。空は快晴でカラッとしている。そんなカフェ。

店舗情報

店名:moi
住所:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-28-3グリーニイ吉祥寺1F
吉祥寺駅から徒歩7分。
お店のページ:https://www.facebook.com/moicafe

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