蔵前駅を降り、隅田川の向こうへ厩橋を渡る。清澄通りの1ブロック手前の路地をまっすぐ歩くと左手にお店が見えてくる。看板等も出ていないので、初めて訪れた際、なんと無く視界の左に、ガラス越しに花が見えたような気がしたが、カフェと認識せずにそのまま通りすぎてしまった。
ここに来るまで人気はほとんど無かったが、カフェの中は女性客を中心にかなり盛況の様子。ここは倉庫を改装したカフェらしい。古民家カフェはよく聞くが、倉庫とは珍しい。もともと倉庫だったからか、天井が高く、床や壁からは無機質な冷たさが感じられたが、配置された木のテーブルや、照明、壁に飾られたオブジェ等の温かみがそれと混淆し、心地よい温度感が作り出されているように思える。落ち着いた時間を過ごすことができた。
ほうじ茶ガトーショコラとアールグレイを注文。どちらもとても美味しい。ティーカップは初めて見るものだった。
出入り口付近に売られている花や、家具やオブジェの配置に芸術的センスを感じる。なんとなく、お客さんもお店の感じと合った人が多いような気がする。「幸せでした」お店の出入り口付近で、店員さんに伝えるお客さんの言葉が聞こえた。